声明文
「ストレス発散・鬱憤晴らしの無責任を糾す」

平成22年4月20日
主権回復を目指す会

 3・28カウンターデモと徳島日教組糾弾は警察がまともであれば逮捕者が出た行動であった。
  前者に関して言えば、デモ隊の行進ルートに躍り出て妨害を加える、機動隊の盾をつかんで揺さぶる、体当たりをを加えるなどなど、本来なら全てが威力業務妨害若しくは公務執行妨害に該当する現行犯で逮捕されていた。
  後者は私的施設に押し入り、制止を無視してトラメガで咆吼する、受話器を取り上げ通話を妨害する、書類などをまき散らすなどなど、全て現行犯で逮捕されていたはずである。
  よくぞ逮捕されなかったが何故か。警察の能力が想像を絶するほど低下しているだけの話である。
  これらの映像は無編集でネット上にYouTube等で紹介されているが、刑事事件の取り調べではまたとない証拠資料として採用され、妨害事実を証明することになる。自らの映像で自らが起訴される格好の証拠を、自慢げにネットに挙げたままにしているのは笑止の沙汰でしかない。愚かの限りである。
  以上は、もし逮捕者が出た場合、不当逮捕にはあたらない。れっきとした現行犯逮捕である。この点を深刻に考えなければならない。
  これは、抗議活動そのものの是非を論じているのではなく、その手法が危険領域に深く入り込んでしまっており、その危険度を誰もが自覚できていない意識の軽薄さである。
  二つの件は所謂「チーム関西」が主催であるが、チーム関西の代表若しくは責任者は誰なのか、今般、逮捕者が出た場合、誰がかかる件について救援活動をするのか。二つの活動に参加した方々は今回の活動をどの様に総括・点検したのか。
  さらに、今後かなりの高い確度で強制捜査(逮捕)が入るであろうが、現実を協議して対策を練っているのか。二つの件に参加した主たる方の幾人かは何時逮捕されても不思議ではない。
  チーム関西に見られる実態の定かでない組織と同一行動を取ればどんな結果を招くか予想が付かない。
  カウンターデモ、徳島日教組での暴走を総括・点検もせず、それを不問にしたまま何らかの組織の責任者であり続けるのなら、これは無責任であり、我々としては到底同一行動は取れない。
  ケジメをつけなければ組織が壊滅の憂き目に遭うのは必然、単に組織ばかりではなく<『語る』運動から『行動する』運動へ>の前進に大きなダメージを与えかねない。不当な国家権力の弾圧には毅然として闘うのは言うまでもないが、ストレス発散・鬱憤晴らしの無責任がもたらす結果に、我々は余分なコストを負担する体力はない。
  主権回復を目指す会は3・28カウンターデモと徳島日教組糾弾に一切関知していません。またチーム関西にはこれまでも関知していないが、今後も一切関知しません。

以上