声 明 文

<日本に対する人種偏見と差別、欧州議会の「性奴隷制度」決議>

−あきれ果てた精神的屈服を吹聴する『【蛙の遠めがね】石井英夫』−

平成19年12月18日
主権回復を目指す会代表 西村修平
<『語る』運動から『行動する』運動へ>
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【定着で完了している慰安婦問題】

自らは高見に立ち、拾い集めた資料でもって己の知識を披露する。文章家または評論家に散見することであるが、国家の名誉に関わるとすれば、また、新聞という公器を通じて発信する見解となれば、受け手の国民と読者は黙っていられない。慰安婦強制連行はオランダ、カナダ両国に続き、欧州議会でも非難決議が採択された。日本非難は欧州に吹き荒れているのだが、作文家は自らの知的退廃とノーテンキぶりを示して恥じない。

<【蛙の遠めがね】石井英夫 気高き戦場の慰安婦たち(産経 07/12/17)>がそうである。※末尾に引用

 「従軍慰安婦」問題は、単なる日本政府への謝罪と要求ばかりではなく、ここでの日本叩きの本質は「性奴隷制度」であり、いわゆる売春という「慰安婦」ではない。
「慰安婦問題」の発信元は朝日新聞という日本であり、支那・朝鮮とアジアの売春婦らが、政府補償と謝罪を要求するまでに拡大し、残念ながら世界に定着して今日に至っている。教科書にまで記載され、「河野談話」が未だ政府見解として否定されていない現状がそうである。

【欧米の目的は『性奴隷制度』の捏造】

 平成12年12月8日から6日間にわたり、東京・九段会館などで開かれた「女性国際戦犯法廷」という模擬裁判があった。
正式名称は、実におぞましい「日本軍の性奴隷制度を裁く女性国際戦犯法廷」というものだ。国内向けには、「女性国際戦犯法廷」と意図的に簡略化していたが、海外向けは「日本軍の性奴隷制度を裁く女性国際戦犯法廷」である。ここにこそ、この「模擬裁判」という形式で粉飾した彼ら主催者の隠された意図があった。
模擬法廷では、戦場における個別兵士の強姦罪と慰安婦を意図的に混同させて、日本には従来から「性奴隷制度」が存在し、従軍慰安婦強制連行は「天皇制を構成する一構成部分である」として、昭和天皇と御皇室を悪し様に罵った。
この模擬法廷は、日本に対する差別と偏見を煽って、将来にわたって日本政府を「謝罪外交」で拘束し、行き着くところは日本人の誇りをズタズタに切り裂き、民族の精神的自立を許さないということだ。次代を担う青少年を精神奴隷に貶める日本民族抹殺の反日政治集会であった。
集会を貫く基調はデッチ上げられた「性奴隷制度」であり、日本に対する究極の偏見・差別である。模擬法廷の支援団体は松井やよりらバウネット・ジャパン教職員組合、マルキスト集団や反日フェミ、ニズムグループなど298団体に及ぶが、なかでも一際目立つのが全体の六割以上を占めるキリスト教団体であった。支那・朝鮮はもとより、欧米のマスコミがこぞって「性奴隷制度」を世界に向けて発信した。今日の事態を予見させた記念すべき集会、それが「女性国際戦犯法廷 」だった。
オランダが11月20日、カナダが11月28日に下院で採択した決議は「戦時性奴隷への謝罪」であった。今から7年前に行われた「女性国際戦犯法廷」は、この「性奴隷制度」というおぞましい程までの歴史の偽造を世界に流布する事に目的があったのだ。今日オランダ、カナダなど白人キリスト教徒国家が推し進める日本非難決議は、その目的が今や成就しつつあることを示している。

【精神の惰弱を言い繕う屈服思想】

  主権回復を目指す会と「河野談話」の白紙撤回を求める市民の会は12月13日、オランダ、カナダ大使館に抗議に赴き、「性奴隷制度」という人種偏見、日本に対する意図的差別を糾弾した。当方の抗議に対し、オランダ大使館は、ゲラルド・ミッヘルス全権公使が対応、抗議文並びに意見の内容を本国政府に届ける確約をした。この際、我々は全権公使に、「性奴隷制度」の捏造・人種偏見を厳しく批判、日本人を愚弄するなと警告した。カナダ大使館前でも同様な抗議を敢行、抗議文はポ−ターフィールド大使代理が受理、本国政府へ伝える約束をした。
我々は政治家のバックアップ、マスコミへのつてなど何一つとして無い。何から何まで無い十数人の国民が身体を張った抗議をすればこそ全権公使(オランダ)までが日本国民の抗議に真摯に対応する。本来、これは国民の生命・財産・安全、国家の名誉を守る事を責務とする国会議員の仕事、最低限の仕事である。一体、議員と名の付く職業家は何をしているのかと問いたい。外務省も同様であるのは言うまでもない。
こうした政治家の自堕落を糾すのが産経新聞の石井英夫氏が為すべき仕事ではないのか。
ところがである。「 やれやれ。こうした反日的な政治運動は、一切これを無視するのが最良の対応だという見方がある。たぶんそうだろう」(石井英夫)とするならば、議員の不作為を助長していると断言して良い。グータラ議員らは大喜びだろう。
欧州議会で、日本に「性奴隷制度」があったとする決議が続々と採決されるおぞましい事態が進行している。国家が大火炎上しているのである。もしこれに気が付かないとすれば、恐るべき認識能力の欠如である。気が付いていて「一切これを無視するのが最良の対
応だ」とすれば、精神侵略された挙げ句の骨抜きといって良い。
兵士と共に「喜びと悲しみを分かちあってくれたのが彼女たちだった」(本文から)とすれば、自らのペンで「性奴隷制度」という日本への究極の人種偏見を暴き、彼女らの名誉を守るのが石井氏に課せられたマスコミ人の責務であろう。言論人の病は余りにも重すぎる。

※引用>【蛙の遠めがね】石井英夫 気高き戦場の慰安婦たち<
いわゆる「従軍慰安婦」問題で、こんどはヨーロッパが騒ごうとしているらしい。日本政府への謝罪要求決議は、この7月の米下院採決を皮切りに、11月はオランダ、カナダ両下院と続いた。そしていま欧州議会も謝罪要求の動きが活発になっているようだ。
やれやれ。こうした反日的な政治運動は、一切これを無視するのが最良の対応だという見方がある。たぶんそうだろう。
(産経 07/12/17)